お米や餅はダイエットの敵?太る人と痩せる人の決定的な違い
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2026 / 01 / 12
最終更新日:2026年1月12日
お米や餅はダイエットの敵なのでしょうか?
ダイエットを始めると、「お米は控えた方がいい」「餅は太るから避けるべき」といった情報をよく目にします。
実際に主食を減らして一時的に体重が落ちた経験がある方も多いでしょう。
しかし現場では、お米や餅を避け続けた結果、疲れやすくなったり、食欲が乱れて痩せなくなる人も少なくありません。
本当に問題なのは食材そのものなのか、それとも扱い方なのでしょうか。
第1章|お米や餅が「太る」と誤解されてきた本当の理由

— 問題は食材ではなく、判断の仕方にある —
お米や餅が太ると考えられてきた背景には、体脂肪が増える仕組みと体重が変動する現象を混同してきた歴史があります。
主食そのものが問題なのではなく、数字の変化だけを見て原因を単純化してきたことが、誤解を固定させてきました。
「糖質=太る」という理解が生まれた経緯
お米や餅が避けられるようになった最大の理由は、糖質という栄養素が「太る原因」として一括りに扱われるようになったことです。
本来、糖質は体を動かすための主要なエネルギー源ですが、「余れば脂肪になる」という一部の情報だけが強調されました。
その結果、使われるかどうかという前提が無視され、糖質を摂ること自体が悪い行為のように受け取られるようになりました。
体重が落ちやすいことが誤解を強めた
お米や餅を減らすと、体重は比較的早く落ちます。
この変化が「やはり主食は太る」という確信を生みました。
しかし、この時に起きている体重減少の多くは、脂肪が減った結果ではありません。
体内の水分量やエネルギーの貯蔵状態が変わったことで数字が動いているだけの場合がほとんどです。
脂肪が減ったかどうかを見極めないまま、体重の変化だけで判断してきたことが、主食への誤解を深めてきました。
現代の生活と合わない考え方が続いている
活動量が落ちている現代の生活では、体はエネルギーを使いにくい状態にあります。
その状態のまま主食だけを減らすと、体は慢性的なエネルギー不足に陥ります。
それでも痩せないと感じると、さらに主食を疑い、制限を強めてしまう。
この流れが、米や餅を敵にし続ける構造を作っています。
本来見るべきなのは、どれだけ減らしたかではなく、体がエネルギーを使える状態にあるかどうかです。
主食が標的にされ続ける理由
お米や餅は量が分かりやすく、減らした実感も得やすいため、ダイエットでは真っ先に調整対象になります。
しかし、扱いやすいから減らされているだけで、体脂肪を増やす元凶である証拠にはなりません。
ここを履き違えたままでは、白米を玄米に変えても、雑穀にしても、同じ問題が繰り返されます。
第2章へのつなぎ
ここまでで整理したのは、お米や餅が悪者にされてきた背景と構造です。
次の章では、この誤解を信じて主食を減らし続けた結果、体の中で実際に何が起きているのかを、もう一段具体的に見ていきます。
第2章|お米や餅を減らしても痩せない人に起きていること

— 体の中で静かにズレが積み重なっている —
お米や餅を減らしているのに痩せない人は、意志が弱いわけでも、やり方が甘いわけでもありません。
体がエネルギーを使えない状態に入り、結果として消費も回復も落ちていることが原因です。
主食を減らすほど、体は省エネに傾く
お米や餅を継続的に減らすと、体はまず「エネルギーが入ってこない」と判断します。
この判断が続くと、体は無意識のうちに消費を抑える方向へ動き始めます。
日常生活での動きが小さくなり、疲れやすくなり、運動しても以前ほどの反応が出なくなる。
これはサボっているのではなく、体が生き残るために調整している状態です。
食欲が乱れやすくなる理由
主食を減らしている人ほど、「急に甘いものが欲しくなる」「夜に食欲が止まらない」と感じやすくなります。
これは意志の問題ではありません。
体は不足しているエネルギーを取り戻そうとし、手っ取り早く入ってくるものを求めます。
その結果、主食を減らしているはずなのに、間食やドカ食いが起きやすくなります。
ここでさらに主食を疑うと、ズレは大きくなっていきます。
体重が落ちにくくなる本当の理由
主食を減らして最初に落ちた体重は、脂肪ではないケースがほとんどです。
その後、体が省エネ状態に入ると、脂肪はむしろ守られるようになります。
この段階で体重が動かなくなると、「やはりお米や餅が原因だ」と考えてしまいがちですが、実際には減らし続けたことによる反応が起きているだけです。
夜ごはんとの関係が崩れ始める
主食を減らしている人ほど、夜ごはんが不安定になります。
昼間にエネルギーが足りていないため、夜に強い空腹が出やすくなるからです。
その結果、夜ごはんを極端に減らすか、反動で食べすぎるか、どちらかに振れやすくなります。
ここまで来ると、ダイエットは「食べ物の問題」ではなく、1日の流れ全体の問題に変わっています。
第3章へのつなぎ
ここまでで見えてきたのは、お米や餅を減らすことで起きる体の反応です。
次の章では、このズレを踏まえたうえで、痩せている人が主食をどう扱っているのかを整理します。
同じお米や餅でも結果が分かれる理由を、ここで明確にします。
第3章|痩せている人は、お米や餅をどう扱っているのか

— 食べる・食べないではなく「役割」で考えている —
痩せている人は、お米や餅を「太るかどうか」で判断していません。
体の状態を整えるためのエネルギーとして扱っていることが、決定的な違いです。
主食を「敵」にしていない
痩せている人ほど、お米や餅に強い感情を持っていません。
怖がることもなければ、頼りすぎることもありません。
必要なときには使い、必要でないときには自然に量が落ちる。
この判断ができるのは、主食を「太る食材」ではなく体を動かすための材料として見ているからです。
食べるタイミングで役割を変えている
同じお米や餅でも、いつ食べるかによって役割は変わります。
活動量がある時間帯や、体を使ったあとの主食は、体の回復や次の動きにつながります。
一方で、動いていない状態で必要以上に入れれば、エネルギーとして使われにくくなる。
痩せている人は、この違いを感覚的に理解しています。
主食の量を「体調」で微調整している
痩せている人は、体重の数字だけで主食を判断しません。
翌日の体の重さ、疲れの残り方、空腹感の出方。
こうした体の反応を見ながら、主食の量を自然に調整しています。
結果として、主食を極端に減らす必要も、反動で食べすぎる必要もなくなります。
お米や餅がダイエットを支える側に回る
主食を正しく扱えるようになると、お米や餅はダイエットの妨げではなく、継続を支える要素になります。
エネルギー不足が起きにくくなり、運動や日常活動の質が上がり、結果として消費も回復も安定します。
この状態に入ると、「抜くかどうか」で悩む必要はなくなります。
第4章へのつなぎ
ここまでで、お米や餅をどう扱うかによって結果が分かれる理由が見えてきました。
次の章では、ダイエット中に主食を敵にしないための考え方を、より具体的に整理していきます。
実践の軸をここで固めます。
第4章|ダイエット中にお米や餅を敵にしないための考え方

— 抜くかどうかではなく、どう位置づけるか —
ダイエット中にお米や餅を敵にしないために必要なのは、食べるか食べないかの判断ではありません。
主食を「体を整えるための要素」として位置づけ直すことです。
主食を「調整対象」から「土台」に戻す
お米や餅を減らし続けている人ほど、主食をその日の調子や体重に合わせて操作しようとします。
しかし主食は、本来その日の調子を左右される側ではなく、体の状態を安定させるための土台です。
主食が安定すると、食欲や集中力、疲労感も安定しやすくなります。
逆に主食が日替わりで揺れると、体も同じように揺れ続けます。
夜ごはんとの関係を切り分けて考える
「夜にお米や餅を食べると太る」という不安も、主食を敵にしてしまう大きな要因です。
しかし夜ごはんで問題が起きている場合、原因は主食そのものではなく、その日1日のエネルギー配分にあります。
昼間に足りていなければ夜に欲しくなる。
夜を削りすぎれば翌日に影響が出る。
この流れを理解すると、夜ごはんで主食を完全に排除する必要はなくなります。
主食を「ルール」で縛らない
ダイエット中ほど、「◯時以降はNG」「◯gまで」といったルールを作りたくなります。
しかし主食をルールで縛るほど、体の反応よりルールを優先するようになり、ズレに気づきにくくなります。
必要なのは厳密なルールではなく、体の反応を見て微調整する視点です。
主食を怖がらなくなると、ダイエットは安定する
お米や餅を怖がっている限り、ダイエットは常に緊張状態になります。
この緊張が続くと、反動や極端な行動が起きやすくなります。
主食を「敵」ではなく「材料」として扱えるようになると、ダイエットは努力ではなく、生活の一部として安定していきます。
よくある質問(Q&A)
Q1. ダイエット中でも白米は食べていいのでしょうか?
問題ありません。
白米そのものが体脂肪を増やすわけではありません。
重要なのは、白米を食べた結果として、翌日の体調や食欲が安定しているかどうかです。
白米を食べた翌日に強い空腹感やだるさが出ていなければ、その量やタイミングは体にとって適切だったと考えられます。
「白米=NG」と決めつける必要はありません。
Q2. 玄米や雑穀米ならダイエット中でも安心ですか?
玄米や雑穀米は栄養価が高い点でメリットはありますが、それ自体が痩せさせる食材というわけではありません。
白米でも玄米でも、体がエネルギーとして使えているかどうかが本質です。
「種類を変えたから大丈夫」と考えるより、食後や翌日の体の反応を見ることが重要です。
Q3. 餅は正月以外でも食べて大丈夫でしょうか?
餅も特別な食べ物ではありません。
問題になるのは、餅そのものではなく、食べるタイミングや量が生活リズムと合っているかどうかです。
活動量がある日や、体を使った後であれば、餅がエネルギーとして役立つこともあります。
「餅は太るから避けるべき」と一括りにする必要はありません。
Q4. 夜にお米や餅を食べると太りますか?
夜に食べたという事実だけで太るわけではありません。
夜に主食を食べて太ると感じる場合、多くはその日1日のエネルギー配分が崩れています。
夜ごはんは、その日を整えて終えるための時間です。
翌日に影響を残していなければ、夜に主食を食べたこと自体を問題にする必要はありません。
まとめ|お米や餅はダイエットの敵ではありません

お米や餅がダイエットの敵だと思われてきた理由は、食材そのものではなく、体重の変化や一部の情報だけを切り取って判断してきたことにあります。
主食を減らせば一時的に体重は落ちやすくなります。
しかしそれは脂肪が減った結果とは限らず、体のエネルギー状態が変わっただけの場合も多くあります。
本当に大切なのは、お米や餅を食べるかどうかではなく、それを体が使える状態にあるか、翌日に影響を残していないかという視点です。
痩せている人ほど、主食を怖がらず、体の状態に合わせて自然に扱っています。
この考え方に切り替わると、主食はダイエットの妨げではなく、継続を支える要素になります。
お米や餅を抜く努力よりも、どう扱うかを整えること。
それが、無理なく続くダイエットにつながります。
主食の判断に迷っている方へ|ご相談のご案内
お米や餅について調べれば調べるほど、「結局どうすればいいのか分からない」と感じる方は少なくありません。
主食の扱いは、夜ごはんの内容、日中の活動量、生活リズムと深くつながっています。
食事だけを切り取って判断すると、ズレが生じやすくなります。
武蔵小杉BEYONDでは、「お米や餅を抜くかどうか」ではなく、その人の生活の中で主食をどう位置づけるかという視点で、体づくりとダイエットのサポートを行っています。
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このようなお悩みがある方は、一人で抱え込まず、まずは一度ご相談ください。
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このブログの著者

パーソナルトレーナー
著者:吉田 優大
所属:BEYOND武蔵小杉 パーソナルトレーナー
「体を変えたい」という気持ちの先には、「もっと自分を好きになりたい」「前向きに生きたい」そんな人生そのものを変えたいという想いがあると、私は思っています。
私にとって健康とは、いつ何時でも、やりたいことをやりたい時にできる状態。
人生を楽しむための、揺るがない土台です。
フィットネスは、ただ体を鍛えるものではありません。
体が変わることで心が軽くなり、自信が生まれ、日常や選択が少しずつ前向きに変わっていきます。
体を変える=人生の彫刻。
それはまるで、人生を彫刻していく作業です。
一回一回のトレーニングが、自分の理想の人生の輪郭を、少しずつ削り出していく。
体を変えることは、人生を変える第一歩。
フィットネスを通して、「動ける体」と「自分を誇れる人生」を、一緒につくっていきたいと考えています。

