「何もしていないのに疲れる人」が見落としている姿勢のお話
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2025 / 12 / 25
最終更新日:2025年12月25日
「特別なことはしていないのに疲れる」「休んでも疲労が抜けない」
そんな感覚が続いている人は少なくありません。
年齢や体力の問題だと思われがちですが、実はその疲れやすさ、姿勢の崩れが関係していることがあります。
姿勢が崩れると、体は無意識のうちに余計な力を使い続け、回復しにくい状態になります。
この記事では、なぜ姿勢が疲れやすさにつながるのか、その仕組みと背景を整理しながら解説していきます。
【第1章】姿勢が崩れると、なぜ疲れやすくなるのか

― 体は「何もしていなくても」消耗している ―
結論から言うと、姿勢が崩れている状態では、体は休んでいるつもりでも、常に余計な力を使わされ続けています。
この“無自覚な消耗”が、だるさや疲労感の正体です。
姿勢が崩れると「力を抜けない体」になる
本来、正しい姿勢では骨格が体を支え、筋肉は必要最低限しか働きません。
しかし姿勢が崩れると、この役割が逆転します。
頭が前に出る、背中が丸まる、骨盤が倒れる。
こうした状態では、骨で支えられなくなった重さを筋肉が代わりに受け持つことになります。
その結果、座っているだけでも立っているだけでも体はずっと力を入れたままになります。
本人は「何もしていない」と感じていても、体は常に軽い筋トレをさせられている状態です。
姿勢の崩れは呼吸を浅くする
姿勢が崩れると、胸やお腹が圧迫され、呼吸が浅くなりやすくなります。
呼吸が浅い状態が続くと、体はリラックスモードに入りにくくなり、自律神経の切り替えもうまくいきません。
この状態では、寝ている時間が長くても横になって休んでいても回復が進みにくくなります。
「休んでも疲れが抜けない」と感じる人ほど、姿勢と呼吸が同時に崩れているケースが多く見られます。
姿勢による疲労は気づきにくい
姿勢が原因の疲労が厄介なのは、強い痛みやハッキリした症状が出にくいことです。
激しい運動後の疲れとは違い、姿勢による負担は少しずつ積み重なります。
そのため、「年齢のせいかな」「体力が落ちたのかも」と見過ごされやすくなります。
実際には、体力が落ちたのではなく、体を休ませにくい姿勢が日常になっているだけという場合も少なくありません。
この章のまとめ
姿勢が崩れると、体は常に余計な力を使い、呼吸が浅くなり、回復しにくい状態が続きます。
疲れやすさの原因は、動きすぎではなく、正しく力を抜けていないことにある場合があります。
次の章では、疲れやすい人に共通する具体的な姿勢のクセについて掘り下げていきます。
【第2章】疲れやすい人に共通する姿勢のクセ

― 無意識の「楽な姿勢」が体を消耗させている ―
結論から言うと、疲れやすい人ほど「自分では楽だと思っている姿勢」を長時間続けています。
その姿勢は一時的には楽でも、体にとっては負担が積み重なる形になっています。
頭が前に出た姿勢が疲労を生む
疲れやすい人に最も多いのが、頭が前に出た姿勢です。
スマートフォンやパソコンを見る時間が長いと、無意識のうちにこの姿勢になります。
頭は体重の中でも比較的重い部位です。
それが前にずれると、首や肩、背中の筋肉は常に引っ張られた状態になります。
本人は「座っているだけ」「画面を見ているだけ」ですが、体からするとずっと支え続けている状態です。
これが首こり、肩こりだけでなく、全身のだるさにつながっていきます。
背中を丸めた姿勢が回復を妨げる
背中が丸まった姿勢が続くと、胸が閉じ、自然と呼吸が浅くなります。
この姿勢では、体はリラックスしにくく、回復モードに入りづらくなります。
特に、仕事中、スマホ操作中、ソファでくつろいでいるとき、こうした「休んでいるつもりの時間」に姿勢が崩れているケースが多く見られます。
結果として、休んでいるのに疲れが抜けない、寝てもスッキリしないという感覚が残りやすくなります。
骨盤が倒れた姿勢は全身に影響する
疲れやすい人の多くは、座ったときに骨盤が後ろに倒れています。
この姿勢では背骨の自然なカーブが崩れ、上半身を支えるために余計な力が必要になります。
骨盤の傾きは、背中、肩、首だけでなく、呼吸や内臓の動きにも影響します。
「腰は痛くないけど、なんとなく疲れる」という人ほど、骨盤の位置が崩れているケースも少なくありません。
姿勢のクセは自分では気づきにくい
これらの姿勢のクセに共通しているのは、本人に自覚がないことです。
長年続けている姿勢は「普通」になり、違和感を感じにくくなります。
その結果、疲れやすさを年齢や体力の問題だと勘違いしてしまいます。
しかし実際には、体が無理をしている姿勢が日常になっているだけ、というケースも多くあります。
この章のまとめ
疲れやすい人に共通しているのは、頭・背中・骨盤の位置が崩れた姿勢を、無意識のまま続けていることです。
その姿勢は一時的には楽でも、体にとっては消耗が積み重なる形になります。
次の章では、姿勢を整えることで、体や疲れ方がどう変わるのかについて解説していきます。
【第3章】姿勢を整えると、体はどう変わるのか

― 疲れにくさは「体力」ではなく「使い方」で決まる ―
結論から言うと、姿勢を整えることで、体は余計な力を使わずに済むようになり、疲れにくさが大きく変わります。
体力が急に増えるわけではありませんが、消耗のスピードが確実に下がります。
「立つ・座る」だけで消耗しなくなる
姿勢が整うと、骨格で体を支えられるようになります。
その結果、首や肩、背中の筋肉が常に頑張り続ける状態から解放されます。
これによって、仕事中にどっと疲れる、夕方になると一気にだるくなるといった感覚が出にくくなります。
「何かをしたから楽になる」のではなく、何もしていない時間で消耗しなくなることが、姿勢改善の大きな変化です。
呼吸が深くなり、回復しやすくなる
姿勢が整うと、胸やお腹が自然に動きやすくなり、呼吸が深くなります。
呼吸が深くなることで、体はリラックスしやすくなり、自律神経の切り替えもスムーズになります。
この変化によって、寝つきが良くなる、朝の重さが軽くなる、休んだ感覚が残りやすくなるといった変化を感じる人も少なくありません。
「睡眠時間は変わっていないのに楽になった」という場合、姿勢と呼吸が整った影響であることも多くあります。
動いたときの疲れ方が変わる
姿勢が崩れたまま体を動かすと、本来使わなくていい筋肉まで動員され、疲労が溜まりやすくなります。
姿勢が整うと、必要なところに必要な力だけが入るようになり、動いたあとの疲れ方が軽くなります。
これは、運動をしていない人だけでなく、運動している人にも大きな違いとして現れます。
姿勢改善は「気合」では続かない
姿勢を良くしようとして、背筋を伸ばし続ける、力で我慢するという方法では長続きしません。
重要なのは、自然に力が抜ける位置に体を戻すことです。
正しい姿勢は、「頑張って作るもの」ではなく、「戻ってこられる状態を作るもの」です。
この章のまとめ
姿勢を整えることで、体は余計な力を使わずに済み、呼吸が深くなり、回復しやすい状態に近づきます。
疲れやすさは体力不足ではなく、体の使い方の問題であることも少なくありません。
姿勢を見直すことは、無理に頑張らずに疲れにくい体を作るための、現実的な選択肢のひとつです。
よくある質問(Q&A)
姿勢が悪いだけで、そんなに疲れやすくなるものですか?
なります。
姿勢が崩れていると、体は立っているだけ・座っているだけでも余計な筋肉を使い続けます。
その状態が長時間続くことで、本人が自覚しないまま疲労が蓄積します。
「特別なことをしていないのに疲れる」という人ほど、姿勢が影響しているケースは少なくありません。
姿勢が原因かどうか、自分で判断できますか?
完全に判断するのは難しいですが、
・座っているだけで首や肩がつらくなる
・夕方になると一気にだるくなる
・休んでも疲れが抜けにくい
といった感覚がある場合、姿勢が関係している可能性は高いです。
ただし、姿勢のクセは自分では気づきにくいため、第三者に見てもらう方が正確です。
姿勢を意識すれば、その日から楽になりますか?
一時的に楽になることはありますが、
「意識し続ける」だけでは長期的な改善にはつながりにくいです。
姿勢はクセの集合体なので、自然に力が抜ける位置に体を戻せるようになることが重要です。
無理に背筋を伸ばし続ける方法は、かえって疲れやすくなることもあります。
まとめ|疲れやすさの正体は「体力」ではなく「姿勢」にあることも

「何もしていないのに疲れる」「休んでも回復しない」といった不調は、体力や年齢の問題だと思われがちですが、必ずしもそれだけが原因ではありません。
姿勢が崩れた状態では、体は立っているだけ、座っているだけでも余計な力を使い続けます。
その結果、本人が気づかないうちに消耗が積み重なり、だるさや疲労感として表に出てきます。
重要なのは、無理に頑張ることではなく、正しく力を抜ける状態に体を戻すことです。
姿勢を整えることで、体の使い方が変わり、疲れにくさや回復のしやすさは大きく変わります。
「最近疲れやすい」と感じているなら、体力を疑う前に、今の姿勢や体の使い方を一度見直してみることが、改善への近道になるかもしれません。
一人では判断が難しいと感じた方へ
姿勢の問題は、自分では気づきにくく、「これで合っているのか」を判断するのが難しいものです。
武蔵小杉BEYONDでは、筋トレだけでなく、姿勢・動き・日常の体の使い方まで含めて、今の状態を整理するサポートを行っています。
「疲れやすさの原因をはっきりさせたい」
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という方は、無理に頑張る前に、一度ご相談ください。
店舗詳細

質の高いトレーニング指導が特徴です。
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BEYOND武蔵小杉店
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このブログの著者

パーソナルトレーナー
著者:吉田 優大
所属:BEYOND武蔵小杉 パーソナルトレーナー
「健康とボディメイクをもっと身近に」をモットーに、ダイエット、筋力アップ、姿勢改善、腰痛予防など幅広いお客様をサポート。
食事指導や生活習慣の改善まで含めた“結果につながるトレーニング”を提供しています。

