お酒を飲みながら痩せたい人が絶対に知るべきポイントとは?
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2025 / 12 / 19
最終更新日:2025年12月19日
「お酒はやめられないけど、痩せたい」
ダイエット相談の中でも、特に多い悩みです。
仕事終わりの一杯や、外食の機会がある中で、完全な禁酒を前提にするのは現実的ではありません。
一方で、「お酒を飲むと太る」「痩せたいなら我慢するしかない」と思い込み、無理な制限をしては続かず、ダイエット自体を諦めてしまうケースも少なくありません。
実は、お酒を飲みながらでも体重や体脂肪をコントロールすることは可能です。
重要なのは、やめるかどうかではなく、正しい知識と付き合い方を知ることです。
【第1章】お酒を飲みながらでも痩せる人が必ず押さえている前提

― 太る原因は「アルコール」ではない ―
結論から言うと、お酒を飲むこと自体がダイエット失敗の直接原因になるケースは多くありません。
問題になるのは、飲酒によって起こる行動や判断の変化です。
この前提を理解していないと、「お酒は悪いから我慢する」か「どうせ飲むから仕方ない」と極端に振れ、結果的に痩せにくくなります。
なぜ「お酒=太る」と思われやすいのか
お酒はダイエットの敵、というイメージを持っている人は少なくありません。
確かにアルコールにはカロリーがあり、体内に入ると分解が優先されるため、その間は脂肪の代謝が後回しになります。
この仕組みだけを見ると、「飲むと太る」と考えてしまいがちです。
ただし、これは一時的な代謝の優先順位の話であり、飲酒そのものが即体脂肪増加につながるわけではありません。
実際の現場では、同じ頻度・同じ量でお酒を飲んでいても、体型が安定している人と、徐々に崩れていく人がはっきり分かれます。
本当に体型を左右しているのは「飲酒中・飲酒後の行動」
体型の差を生んでいるのは、アルコールそのものではなく、飲酒に付随する行動です。
お酒を飲むと食欲が刺激されやすくなり、味の濃いものや脂っこいものを選びやすくなります。
また、満腹感を感じにくくなったり、「今日はいいか」という判断が増えたりすることで、摂取量が無意識のうちに増えていきます。
つまり、「飲んだから太る」のではなく、「飲んだときの食事や量が崩れやすい」ことが、体重増加の主な原因です。
この違いを理解していないと、飲む日を丸ごと諦める設計になり、ダイエットが安定しません。
完全禁酒が現実的でない理由
お酒が好きな人にとって、完全禁酒を前提にしたダイエットは現実的ではありません。
一時的に我慢できたとしても、ストレスが溜まり、反動で飲酒量や食事量が増えるケースは珍しくありません。
ダイエットは短期間の勝負ではなく、続けられる形で体重をコントロールできるかどうかが重要です。
そのためには、「飲むか・飲まないか」という二択ではなく、「どう飲むか」「飲む日にどう過ごすか」という視点が必要になります。
この章のまとめ
この章で押さえておくべきポイントは一つです。
お酒を飲みながら痩せられるかどうかは、アルコールの問題ではなく、飲酒に伴う行動設計の問題です。
次の章では、お酒を飲みながら痩せられない人に共通する具体的な失敗パターンについて掘り下げていきます。
【第2章】お酒を飲みながら痩せられない人の共通点

― 失敗は「飲み方」ではなく「考え方」から始まる ―
結論から言うと、お酒を飲みながら痩せられない人の多くは、「飲む日=何をしても仕方ない」という考え方に陥っています。
この思考がある限り、飲酒のたびにダイエットはリセットされ、結果が積み上がりません。
「飲む日は仕方ない」が体型を崩す
お酒を飲む予定がある日になると、「今日はどうせ飲むから」「明日からまた頑張ればいい」と考えてしまう人は少なくありません。
この時点で、ダイエットはその日だけ“中断”ではなく、意識の中で完全にオフになっています。
結果として、飲酒前の食事量が増えたり、飲酒中・飲酒後の選択が崩れやすくなります。
問題なのは、こうした日が月に何度もあることです。
1回の飲み会で大きく太るわけではなく、「飲むたびに崩れる日」が積み重なり、体型が変わっていきます。
「飲酒=ご褒美」という位置づけ
痩せられない人ほど、お酒を「我慢した日のご褒美」「頑張った自分への報酬」として位置づけている傾向があります。
この考え方になると、飲酒と同時に食事量や内容まで緩めやすくなります。
「今日は特別だから」「せっかくだから」という判断が重なり、結果的に摂取量がコントロールできなくなります。
お酒自体が問題なのではなく、お酒に付随する行動を正当化してしまう思考が、体型を崩す原因になります。
「取り戻そう」とするほど失敗しやすい
もう一つ多いのが、飲んだ翌日に「昨日飲んだから今日は食べない」「昨日分を取り戻すために無理に運動する」と極端な調整をしてしまうパターンです。
こうしたリカバリーは一見真面目ですが、疲労や空腹感が強くなり、次の飲酒や食事で反動が出やすくなります。
結果として、「飲む → 無理に戻す → 疲れる → また飲む」というループに入り、体重も気持ちも安定しなくなります。
飲酒頻度ではなく「設計」が問題
現場で見ていても、週に数回お酒を飲んでいても体型を維持している人はいます。
一方で、頻度がそれほど多くなくても体型が崩れていく人もいます。
この差を分けているのは、飲酒の回数ではなく、飲酒を前提にした生活の設計ができているかどうかです。
飲む日と飲まない日で意識が極端に切り替わる人ほど、体重や体脂肪は安定しません。
この章のまとめ
お酒を飲みながら痩せられない人に共通しているのは、「飲む日=ダイエットはできない日」という考え方です。
この思考を変えない限り、どれだけ運動や食事を頑張っても結果は積み上がりません。
次の章では、お酒をやめずに体型をコントロールするための具体的な実践ポイントを整理していきます。
【第3章】お酒をやめずに体型をコントロールする具体ポイント

― 「我慢しない設計」が結果を分ける ―
結論から言うと、お酒を飲みながら痩せるために必要なのは、特別な制限ではなく「事前と事後の設計」です。
飲酒そのものを我慢するのではなく、飲む日を前提に行動を組み立てることで、体重は安定しやすくなります。
飲む前に「余白」を作っておく
お酒を飲む日に失敗しやすい人ほど、飲酒前の食事や行動が無計画になっています。
何も考えずに飲み会を迎えると、空腹状態でアルコールを摂取し、食欲が一気に高まり、食べ過ぎにつながりやすくなります。
重要なのは、飲む前に最低限の土台を作っておくことです。
例えば、飲酒前の食事でたんぱく質をある程度確保しておく、極端な空腹状態を避けておく、このような準備だけでも、飲酒中の暴走は起こりにくくなります。
「飲む日はどうせ崩れる」と考えるのではなく、「飲む日だからこそ整えておく」という発想が必要です。
飲酒中は「量」より「選択」を意識する
お酒を飲みながら痩せている人は、飲酒中に細かいカロリー計算をしているわけではありません。
代わりに意識しているのが、何を選ぶかという点です。
アルコール量を完璧に抑えようとすると、ストレスが溜まり、継続が難しくなります。
それよりも、飲酒中の食事選択やペースを意識する方が、体型への影響は安定しやすくなります。
「全部我慢する」のではなく、「崩れにくい選択を増やす」この考え方が現実的です。
飲んだ翌日は「戻す」ではなく「整える」
飲酒翌日にやってしまいがちなのが、食事を極端に減らしたり、無理に運動量を増やしたりすることです。
こうした行動は、一時的に体重が落ちたように見えても、疲労や空腹感が強くなり、次の飲酒や食事で反動が出やすくなります。
飲んだ翌日に必要なのは、帳尻合わせではなく、通常運転への復帰です。
食事時間や内容を整え、普段のリズムに戻すことを優先する方が、体重も気持ちも安定しやすくなります。
「飲む日」を含めた週間設計がカギ
お酒を飲みながら痩せている人は、1日単位でダイエットを考えていません。
飲む日も含めた1週間、1ヶ月といった長い視点で設計しています。
飲酒がある日があっても、それ以外の日でリズムが整っていれば、体型は大きく崩れません。
逆に、飲む日と飲まない日で意識が極端に切り替わると、体重は安定しなくなります。
この章のまとめ
お酒をやめずに痩せるために必要なのは、根性や我慢ではありません。
- 飲む前に準備する
- 飲酒中は選択を意識する
- 翌日は無理に取り戻そうとしない
- 長い視点で設計する
この積み重ねが、「飲みながらでも痩せる」を現実にします。
よくある質問(Q&A)
ダイエット中でも毎日お酒を飲んで大丈夫ですか?
毎日お酒を飲みながらでも体重をコントロールできている人はいますが、重要なのは量と設計です。
問題になるのは「毎日飲むこと」そのものよりも、飲酒に伴って食事量や内容が崩れ続けることです。
飲酒頻度が高い場合ほど、飲む前後の食事や生活リズムを安定させる必要があります。
ビールやハイボールなど、太りにくいお酒はありますか?
一般的に、糖質の少ないお酒の方が摂取カロリーは抑えやすい傾向があります。
ただし、お酒の種類以上に影響が大きいのは一緒に食べるものや量です。
「太りにくいお酒を選んでいるのに痩せない」という場合、飲酒中の食事内容やペースを見直す必要があります。
飲み会の翌日は食事を減らしたほうがいいですか?
極端に食事量を減らす必要はありません。
飲酒翌日に無理な制限をすると、空腹感や疲労が強くなり、次の食事や飲酒で反動が出やすくなります。
大切なのは、できるだけ早く通常の食事リズムに戻すことです。
まとめ|お酒をやめなくても、体型はコントロールできる

お酒を飲みながら痩せたい場合、必要なのは我慢や根性ではありません。
重要なのは、アルコールそのものを問題にするのではなく、飲酒を前提に行動や生活を設計することです。
お酒で太ってしまう人の多くは、「飲む日は仕方ない」「飲んだ分を無理に取り戻そうとする」といった考え方に引っ張られています。
一方で、体型を安定させている人は、
- 飲む前に整えておく
- 飲酒中は選択を意識する
- 翌日は無理に帳尻を合わせない
- 長い視点で体重を管理する
といったシンプルなポイントを積み重ねています。
完全にお酒をやめなくても、正しい付き合い方を知ることで、「飲みながらでも痩せる」は十分に現実的な選択肢になります。
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BEYOND武蔵小杉店
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〒211-0004
神奈川県川崎市中原区新丸子東1丁目835−5 KAHALA EAST2
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このブログの著者

パーソナルトレーナー
著者:吉田 優大
所属:BEYOND武蔵小杉 パーソナルトレーナー
「健康とボディメイクをもっと身近に」をモットーに、ダイエット、筋力アップ、姿勢改善、腰痛予防など幅広いお客様をサポート。
食事指導や生活習慣の改善まで含めた“結果につながるトレーニング”を提供しています。

