冬に強い体を作る|インフル・風邪予防に役立つ生活習慣
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2025 / 11 / 14
最終更新日:2025年11月21日
冬になると一気に増える、風邪やインフルエンザ。
「気をつけているつもりなのに毎年体調を崩してしまう…」
そんな方は、“免疫力を落とす生活習慣”が日常に潜んでいるかもしれません。
実は、免疫は特別なことをしなくても、睡眠・食事・体温調節・水分補給といった“基本の習慣”を整えるだけでしっかりと強くしていくことが可能です。
この記事では、冬に体調を崩さないための 「今日からできる具体的な生活習慣」 を、専門的に、そして実践しやすく分かりやすく紹介します。
第1章:冬に風邪をひきやすい本当の理由

免疫が落ちるのは「環境」と「身体の反応」のセット
冬になると風邪やインフルが急増しますが、その理由は「寒いから」だけではありません。
実際には、気温・湿度の低下、血流の停滞、自律神経の乱れが複合的に免疫力を落とします。
ここでは“冬だけ体調を崩しやすくなる根本理由”を整理していきます。
理由①:空気の乾燥で粘膜が弱くなる
冬は湿度が一気に下がります。
湿度40%以下になると、鼻や喉の粘膜の水分が奪われ、防御機能が低下します。
粘膜には、ウイルスをキャッチして体内に入れない「線毛」という細かい動きがありますが、乾燥でこれが弱くなると、ウイルスが一気に侵入しやすくなります。
つまり乾燥対策は、肌だけでなく 「免疫の第一防御ライン」 を守ることでもあります。
理由②:体温が1℃下がると免疫力は30%落ちる
身体は冷えると血管が収縮し、血流が悪くなります。
免疫細胞は血液にのって全身を巡るため、血流が悪くなる=免疫が働きにくくなる ということ。
特に女性は筋肉量が少なく、基礎体温が低い人ほど“冬の風邪リスク”が高くなります。
体温維持は見た目以上に重要で、
冬に強い人は「筋肉」「生活リズム」「姿勢」が整っているケースが多いのが特徴です。
理由③:自律神経が乱れ、免疫スイッチが入りづらくなる
冬は、
- 寒暖差
- 日照時間の短さ
- ストレス増加(年末・年度末)
などが重なり、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、白血球の働きが低下し、“ウイルスと闘う力”が落ちます。
冬の「なんとなくだるい」「眠い」「疲れが抜けない」も、実は免疫低下のサインのひとつです。
理由④:運動量の低下で代謝が落ちる
寒いと外に出る機会が減り、活動量が下がります。
運動不足は体温低下、自律神経の乱れ、血流の悪化につながり、結果的に免疫機能も落ちてしまいます。
特にデスクワーク中心の方は「1日の歩数が減る → 体温が下がる → 免疫が落ちる」という負のループに入りやすいので要注意です。
冬の風邪対策は「免疫を落とさない環境×習慣づくり」がすべて
風邪は「うつらないようにする」だけでなく、
“うつっても発症しない身体づくり” が最重要です。
そのためには、
- 粘膜を乾燥させない
- 体温を落とさない
- 自律神経を整える
- 血流を良くする
これらが最低ラインとなります。
冬場に強い人は、特別なことをしているのではなく、“免疫力が落ちる生活習慣を避けている”だけです。
第2章:今日からできる風邪・インフル予防の基本習慣

難しいことは一切なし。「整える」だけで免疫は上がる
冬に体調を崩しやすい人の多くは、特別な免疫対策が必要なわけではありません。
重要なのは “免疫が落ちる習慣を減らす” ことです。
ここでは、今日からすぐに取り入れられる最も効果的な習慣をまとめます。
習慣①:睡眠を最優先にする
免疫力を決める最大の要素が睡眠です。
睡眠が十分にとれていないと、ウイルスを退治する“NK細胞(ナチュラルキラー細胞)”の働きが一気に低下します。
特に冬は日照時間の減少で自律神経が乱れやすく、普段より睡眠の質が落ちやすい季節です。
最低でも6〜7時間、できれば7.5時間以上 を確保するだけで、感染症のリスクは大きく下がります。
眠りの質を上げるためのポイント
- 寝る90分前はスマホを見ない
- 夜遅い食事は避ける
- お風呂は寝る1〜2時間前
- 寝室は暖かすぎず、湿度50〜60%
これだけで“翌朝の回復力”が明らかに変わります。
習慣②:水分をしっかり摂る
冬は喉の乾燥を感じにくいのに、実は脱水になりやすい季節です。
体内の水分が足りないと、粘膜が乾燥し免疫低下につながります。
目安は 「1日1.5~2L」。
こまめに水を飲むことで、喉の保湿・血流改善・老廃物排出にもつながります。
特に朝起きた直後のコップ一杯は、身体を起こし、免疫スイッチを入れる最強の習慣です。
習慣③:身体を冷やさない(体温管理)
体温が1℃下がるだけで免疫力は30%低下。
逆に体温を上げれば感染しにくい身体になります。
具体的には以下を徹底しましょう。
- 首・手首・足首を冷やさない「三首保温」
- 毎日湯船に入る(38〜40℃で10~15分)
- 冷えやすい人は腹巻き・カイロの活用
- 適度な運動を取り入れる
冷えとはただの温度ではなく、血流の停滞そのもの。
温めると腸の動きも改善し、免疫細胞が活発になります。
習慣④:栄養バランスを整える
免疫は“材料”がなければ働けません。
特に必要なのは
- タンパク質(免疫細胞の材料)
- ビタミンC(免疫活性化)
- ビタミンD(日照不足で不足しやすい)
- 亜鉛(粘膜の修復)
冬は日照時間が短いため、ビタミンD不足になりやすいのが特徴。
卵・鮭・きのこ類を意識して摂ると免疫力が安定します。
習慣⑤:適度な運動で血流を良くする
激しい運動でなくてOK。
ポイントは「血流を止めないこと」。
- 30分に1回立つ
- 軽いストレッチ
- ウォーキング
- 簡単なスクワット
これだけで体温が上がり、自律神経が整い、免疫が働きやすい環境が整います。
運動の目的は“体力づくり”ではなく「免疫の働く条件を作ること」と考えると続けやすくなります。
第3章:冬に風邪・インフルを引きやすくなるNG習慣

何を「やるか」より、何を「やめるか」が免疫の鍵
免疫を高めるための習慣よりも、実は“免疫を落としてしまう行動”を減らすほうが効果的です。
冬に体調を崩しがちな人の多くが、無意識のうちに「免疫を削る行動」を毎日のように行っています。
ここでは風邪・インフルに弱い身体を作ってしまう代表的なNG習慣を紹介します。
NG①:暖房で部屋を乾燥させっぱなし
暖房をつけると湿度が一気に30%台まで落ちることもあります。
湿度40%以下になると、鼻・喉の粘膜が乾燥し、ウイルスが侵入しやすい状態に。
気づけば
- 朝起きたとき喉がイガイガ
- 鼻の奥が乾いている
などは典型例です。
改善策として
- 加湿器を使う
- 洗濯物や濡れタオルを干す
- 湿度50〜60%キープする
乾燥対策は「肌」ではなく「免疫」の話であると意識しましょう。
NG②:朝食を抜く
朝食を抜くと、体温が上がらず代謝のスイッチが入りません。
人間の免疫は体温が高い状態で最も働くため、朝食抜きは 免疫を自ら弱くする行為と言えます。
さらに血糖値が乱れ、日中の集中力・ストレス耐性も下がり、自律神経が乱れやすくなる点にも注意が必要です。
忙しい朝でも
- バナナ
- おにぎり
- 卵
- ヨーグルト
など簡単なもので十分です。
NG③:水分を摂らずに長時間過ごす
冬は喉が渇きにくいので、気づくと数時間水分ゼロ…という人も多いです。
すると
- 粘膜の保水力低下
- 血流がドロッとする
- 体温が維持しにくくなる
など免疫にとってマイナスばかり。
理想は 1時間に1回、数口飲む習慣。
「喉が乾いたら飲む」では遅いと覚えておいてください。
NG④:冷えを放置したままにする
冷え=低体温ではありません。
冷えは 血流が滞っている状態 を指します。
こんな方は要注意
- 手先・足先が冷たい
- 寝ても疲れが取れない
- 肩こりや頭痛が多い
これらは「血流不足=免疫が働きにくい」サイン。
改善策として
- 湯船に浸かる
- 軽い運動
- 肩回し・ストレッチ
- 冷えやすい人は腹巻きやカイロ
身体を温めるというより、“血流を流す”意識が重要です。
NG⑤:夜更かし・寝不足
免疫細胞が最も活発に働くのは夜間。
睡眠不足は免疫が落ちる最大の原因のひとつです。
「寝る時間は短くても大丈夫」は錯覚で、眠らない場合、数日で
- NK細胞(がん細胞やウイルス感染細胞をすぐに攻撃してくれる“免疫の殺し屋”)の働き低下
- 自律神経の乱れ
- 血糖値の乱れ
が起き、ウイルスに対して無防備になります。
寝不足が続いている人は、まず「睡眠だけ改善してもらえれば7割解決する」と言われるほど重要度の高い習慣です。
第4章:冬に強い身体をつくるための「日常ルーティン」

毎日続けるほど、免疫はブレなくなる
これまでの章では、風邪・インフルに強い体を作るための「ポイント」を紹介してきました。
この章では、それらを実際の生活に落とし込む “1日のルーティン例” としてまとめます。
難しいことは一切なく、どれも今日から始められる内容です。
朝のルーティン:免疫スイッチを入れる時間
冬の朝は体温が低く、免疫の働きも弱まりがちです。
そこで朝一番に取り入れてほしいのが以下の3つ。
- 起きたらすぐにコップ1杯の水
→ 寝ている間に失った水分を補給し、粘膜を潤す
→ 血流がスムーズになり、体温が上がりやすくなる - 朝日を浴びる(5〜10分)
→ 自律神経が整い“覚醒モード”に
→ 体内時計がリセットされ、夜の睡眠の質も向上 - 軽く身体を動かす(首・肩・背中)
→ 冷えて固まった筋肉がほぐれ、血流が改善
→ 手足の冷えや頭の重さを軽減
忙しい朝でも、上記のどれか1つだけでOK。
「水」「光」「血流」の3本柱が整うだけで免疫は働きやすくなります。
昼のルーティン:乾燥・姿勢・水分の3つを意識する
仕事中に意識すべきは、主に以下の3つです。
① 長時間座りっぱなしを避ける
同じ姿勢を続けると、冷え・むくみ・血流の停滞につながり免疫低下の原因に。
30~60分に一度、立って伸びをするだけでも効果的。
② 室内の湿度管理
オフィスの暖房は湿度を大きく下げます。
湿度40%以下はウイルスが最も繁殖しやすい環境。
湿度の理想は 50〜60%
可能であれば
- 卓上加湿器
- 濡れタオルを近くに置く
- 観葉植物
などを活用しましょう。
③ 水分をこまめに摂る
冬は喉の渇きを感じにくい分、脱水になりやすい季節です。
免疫細胞が働くためには血液の“流れの良さ”が重要。
1時間に一度、数口飲むペースが理想です。
夜のルーティン:睡眠と体温を整える時間
免疫を発動させる最も大事な時間が「夜」です。
① 寝る前のスマホを避ける
ブルーライトは交感神経を刺激し、免疫回復を妨げます。
最低でも 寝る1時間前 は画面から離れる習慣を。
② 湯船に浸かって体温アップ
お風呂は免疫力のブースター。
- 38~40℃
- 10~15分
- 寝る1~2時間前
これを守るだけで睡眠の質が劇的に変わります。
③ 部屋の湿度を整えてから寝る
寝室の湿度が低いと、睡眠中に喉が乾燥して粘膜が荒れ、風邪リスクが急上昇します。
寝る前に必ず湿度をチェックし、50〜60%をキープ。
冬は「免疫を落とさない行動」の積み重ねがすべて
冬は気温・湿度・生活リズムの変化が重なり、誰でも免疫が落ちやすくなります。
だからこそ、毎日少しずつでいいので水分・体温・睡眠・血流の4つを整えること。
難しい対策やサプリより、“日常に戻すルーティンの質”こそ、体調を守る一番の近道です。
Q&A|冬の風邪・インフル対策でよくある質問
マスク・手洗いをしているのに毎年必ず風邪をひきます。何が原因でしょうか?
マスクや手洗いは大切ですが、それだけでは十分ではありません。
実際に風邪をひきやすい人の多くは、「免疫が落ちる生活習慣」が日常に潜んでいます。
代表的な原因は以下の3つです。
・睡眠不足(最も大きな原因)
・乾燥した環境に長時間いる
・体温が低い・血流が悪い状態が続く
特に粘膜の乾燥は、マスクよりも強力にウイルス侵入を許します。
まずは“睡眠・水分・室内湿度”の3つを整えることが、「マスクより効果的な予防」になるケースも多いです。
加湿器がない場合、部屋の乾燥対策はどうすれば良いですか?
湿度を50〜60%に保つことが理想ですが、加湿器がなくてもできる対策はたくさんあります。
・洗濯物や濡れタオルを室内に干す
・コップやボウルに水を入れて部屋に置く
・湯舟に熱いお湯を張って浴室を開けておく
・観葉植物を置く(自然加湿)
特に、寝室の湿度管理は最重要ポイントです。
喉が乾燥した状態で寝ると、睡眠中に粘膜が荒れ、翌朝の免疫力が大きく落ちてしまいます。
毎日運動できないのですが、それでも免疫力を高められますか?
はい、十分に高められます。
“免疫のための運動”は、激しいトレーニングではなく「血流を止めないこと」 が目的だからです。
忙しくてもできる方法としては…
・30〜60分ごとに立って伸びをする
・深呼吸+肩回しを1日数回
・軽い散歩(10〜15分)
・暖かいお風呂に入る(血流改善に最も効果的)
これだけで冷え改善 → 自律神経が整う → 免疫が働きやすい状態へとつながります。
むしろ忙しい人ほど「短時間×高頻度」の軽い動きのほうが効果的です。
まとめ:冬の体調は「毎日の小さな選択」で大きく変わる

冬は気温・湿度・日照時間など、身体にとってストレスの多い季節です。
そのため、特別に免疫力を上げようとするよりも、「免疫を下げる行動をしない」ことが最も効果的です。
この記事で紹介した
- 粘膜を乾燥させない
- 体温を下げない
- 血流を止めない
- 睡眠の質を優先する
- 水分をこまめに摂る
といった習慣は、どれも今日から取り入れられるものばかりです。
冬に強い人は、決して特別なことをしているわけではありません。
“免疫が働きやすい環境を整える習慣”が身についているだけです。
毎日の選択の積み重ねが、風邪をひきにくい体、疲れが抜けやすい体、冬でも元気に動ける体をつくります。
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このブログの著者

パーソナルトレーナー
著者:吉田 優大
所属:BEYOND武蔵小杉 パーソナルトレーナー
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