肌の乾燥は“外側”だけじゃない!内側から潤う3つの習慣
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2025 / 11 / 02
最終更新日:2025年11月2日
冬が近づくと、多くの人が「肌のつっぱり」「粉ふき」「かゆみ」などの乾燥トラブルに悩まされます。
でも実は、乾燥の原因は“気温の低下”だけではありません。
スキンケアのやり方、栄養バランス、睡眠不足など――肌の内側と外側、両方の要素が関係しています。
この記事では、乾燥肌の根本的な原因と、今日から実践できる対策法を分かりやすく解説します。
第1章:外側からの原因 ― 環境とスキンケアの落とし穴

毎日の丁寧なケアが潤いの第一歩。
肌が乾燥する原因の多くは、まず外的環境にあります。
冬の乾燥した空気、暖房による湿度低下、誤ったスキンケアなどが、肌の水分を奪ってしまうのです。
外側のケアを正しく行うだけでも、肌のバリア機能を大きく改善できます。
1-1. 冬の空気と暖房の影響
冬は気温が低下し、湿度も40%以下に下がることが多く、肌の水分が自然と蒸発してしまいます。
さらに、エアコンやヒーターを使うことで室内の湿度は20〜30%台にまで落ち、肌の乾燥を加速させます。
特に寝室の乾燥は要注意。寝ている間は長時間無防備な状態になるため、加湿器の使用や濡れタオルを吊るすなど、湿度をキープする工夫が必要です。
1-2. 間違った洗顔・クレンジング
清潔を保つための洗顔やクレンジングも、やり方次第で乾燥の原因になります。
熱すぎるお湯や、洗浄力の強いクレンジング剤は、肌のうるおいを守る皮脂膜を必要以上に落としてしまいます。
理想は32〜36℃のぬるま湯。洗顔料はきめ細かい泡で肌をこすらず、手が直接触れないように優しく洗うのがポイントです。
1-3. スキンケア後の“放置”も乾燥のもと
化粧水をつけたまま放置すると、逆に水分が蒸発して肌の乾燥が悪化します。
化粧水の後は、乳液やクリームでしっかりフタをすることが大切です。
特に目元や口元など皮膚の薄い部分は、乾燥が進みやすいので重ね塗りを意識しましょう。
1-4. 紫外線とマスク摩擦の影響
冬でも紫外線は肌にダメージを与えます。紫外線による炎症やマスクの摩擦が続くと、肌の表面が傷つき、バリア機能が低下。
これも乾燥を招く一因です。
UVケアは季節を問わず毎日続けること、マスクはできるだけ低刺激素材を選びましょう。
第2章:内側からの原因 ― 栄養・睡眠・血行の重要性

しっかり浸透させてツヤ肌へ。
肌の乾燥は、スキンケアだけでなく体の内側の乱れからも起こります。
血流、栄養、ホルモンバランスなどの要素が複雑に関係し、内側の環境が整っていないと、どんなに外から保湿しても効果は長続きしません。
ここでは内的要因を3つの視点から解説します。
2-1. 栄養不足によるバリア機能の低下
肌の潤いを守るには、タンパク質・ビタミン・脂質の3要素が欠かせません。
特にタンパク質は肌の主成分であり、不足するとターンオーバー(新陳代謝)が乱れ、古い角質が肌表面に残ります。
これにより乾燥やくすみが発生します。
また、ビタミンB群(豚肉・玄米・卵黄など)は皮脂分泌を整え、ビタミンE(ナッツ類・アボカド)は血流を改善し、肌細胞への栄養をサポートします。
脂質の中でもオメガ3脂肪酸(青魚・えごま油)は炎症を抑え、肌の保湿機能を高める効果があります。
食事のポイント:朝食に卵・納豆、昼に青魚、夜に野菜+良質な油を加えるなど、「1日を通して肌に良い栄養」を意識しましょう。
2-2. 睡眠不足とターンオーバーの乱れ
肌の再生は夜に進みます。特に22時〜2時の間は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、成長ホルモンの分泌が活発になる時間帯です。
この時間に深く眠ることで、肌細胞の修復や保湿成分(セラミド)の生成が促進されます。
逆に、夜更かしやスマホのブルーライトによって睡眠の質が下がると、翌朝の肌はカサつきやすくなります。
対策:寝る1時間前から照明を落とし、スマホはオフ。
ぬるめのお風呂に浸かることで副交感神経が優位になり、深い眠りをサポートします。
2-3. 血行不良と冷え
冷え性や長時間の座り仕事は、血行を悪くし、肌の細胞に十分な栄養や酸素が届かなくなります。
血流が滞ると代謝が落ち、肌のターンオーバーが遅れ、乾燥やくすみの原因に。
軽いストレッチやウォーキング、または湯船に15分以上つかることで血流を促進できます。
ビタミンEを含む食品(アーモンド、かぼちゃ)も血流改善を助けるのでおすすめです。
第3章:内側と外側から潤すケア習慣

1日の肌リズムを整えることで乾燥を防ぎます。
肌を乾燥から守るには、「外側から守るケア」と「内側から潤すケア」を同時に行うことが重要です。
どちらか一方に偏っても、バランスが崩れれば乾燥は繰り返します。
ここでは、毎日の習慣として取り入れたい実践的な方法を紹介します。
3-1. 朝と夜の保湿ルーティンを固定する
朝と夜のケアをルーティン化することで、肌の状態が安定しやすくなります。
- 朝: 洗顔後、化粧水→乳液→日焼け止めの順に。日中は紫外線や乾燥から肌を守る目的が中心です。
 - 夜: クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→クリーム。入浴後5分以内に行うことで、水分の蒸発を防げます。
 
「忙しくて面倒…」という方も、“洗う・潤す・守る”の3ステップを意識するだけで大きく変わります。
3-2. 加湿と水分補給をセットで意識
外気の乾燥だけでなく、体の水分不足も肌の乾燥に直結します。
1日1.5〜2Lの水分をこまめに摂ることが理想的。
特に起床時・入浴後・就寝前は、脱水状態になりやすいため意識して飲みましょう。
室内では加湿器を使用し、湿度50〜60%を保つと理想的な環境が整います。
裏ワザ:マグカップにお湯を入れて机の横に置くだけでも、簡易加湿が可能。小さな工夫が肌の潤いを守ります。
3-3. 食事とスキンケアの「連動」
スキンケアで外から保湿しても、栄養が足りなければ効果は半減します。
- 朝食: タンパク質(卵・納豆)+ビタミンB群(玄米)
 - 昼食: ビタミンE(ナッツ・アボカド)+抗酸化野菜(トマト・ブロッコリー)
 - 夕食: オメガ3脂肪酸(サバ・鮭)+温野菜
 
こうした食事リズムが、スキンケアと連動して「内側の保湿力」を高めます。
3-4. ストレスを溜めない生活
ストレスが続くと、ホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌や血流が低下します。
結果として肌のターンオーバーが乱れ、乾燥・ニキビ・くすみなどが出やすくなります。
深呼吸、音楽、短時間の散歩など、自分に合ったリラックス法を1日10分でも取り入れると、肌の調子も安定しやすくなります。
Q&A:乾燥肌に関するよくある質問
Q1. 化粧水を何回も重ねづけすれば乾燥は防げますか?
A. 一時的にしっとり感は出ますが、実際は水分が蒸発しやすいだけです。
化粧水の後に、乳液やクリームなどの油分で“フタ”をしないと、せっかく入れた水分が逃げてしまいます。
スキンケアの基本は「水分を与えて、油分で守る」。
重ねづけよりも、正しい順番と保湿バランスが大切です。
Q2. オイルケアとクリーム、どちらを使えばいい?
A. 肌質と季節によって使い分けるのがベストです。
乾燥が強い冬はクリームで保湿膜を作り、春や夏は軽い質感のオイルを使うと肌が呼吸しやすくなります。
特に敏感肌の人は、香料やアルコールが入っていないシンプルなものを選びましょう。
Q3. 食事で保湿力を上げるには何を意識すべき?
A. 「肌は食べたもので作られる」といわれるように、タンパク質・ビタミン・良質な脂質が基本です。
タンパク質(鶏肉・魚・豆腐)は肌の材料、ビタミンB群は代謝をサポート、ビタミンEやオメガ3は血流を良くして潤いを運びます。
朝・昼・夜のバランスを意識することで、内側から“自然な保湿”ができます。
まとめ:乾燥肌は「外」と「内」の両面ケアで改善

毎日の積み重ねが美肌を作ります。
肌の乾燥を防ぐためには、「外側のケア」と「内側の整え」がどちらも欠かせません。
外側では、正しいスキンケア・環境管理・紫外線対策が基本。内側では、栄養・睡眠・血行改善が大切です。
どちらか一方に偏ると、肌の水分保持力(バリア機能)は回復しにくく、乾燥が慢性化してしまいます。
日々の積み重ねが最も大切。
- 洗顔はぬるま湯で優しく
 - 保湿は“3分以内”に
 - 加湿と水分補給をセットで
 - タンパク質とビタミンを意識した食事
この4つを守るだけでも、数週間で肌の変化を感じられるはずです。 
「冬は乾燥するのが当たり前」と諦めるのではなく、正しいケア習慣を身につけることで肌は確実に変わります。
季節の変化に左右されない“自分の潤い力”を育てていきましょう。
肌や体のコンディションは、日々の習慣から整っていきます。
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このブログの著者

パーソナルトレーナー
著者:吉田 優大
所属:BEYOND武蔵小杉 パーソナルトレーナー
プロフィール:
「健康とボディメイクをもっと身近に」をモットーに、ダイエット、筋力アップ、姿勢改善、腰痛予防など幅広いお客様をサポート。
食事指導や生活習慣の改善まで含めた“結果につながるトレーニング”を提供しています。

