本気ダイエットの始め方
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2025 / 08 / 29
最終更新日:2025年8月29日
「本気で痩せたい。でも、何から始めたらいいのか分からない」
そう思っていませんか?
ネットやSNSには無数のダイエット情報が溢れ、
「糖質制限がいいのか?」「筋トレと有酸素どっちが効く?」「サプリは必要?」
と迷っているうちに、結局何も始められない…。
そんな人は、実はとても多いです。
このブログでは、実際に現場で指導するパーソナルトレーナーの視点から、
「本気で痩せたい人が、最初にやるべきこと」をわかりやすく解説します。
運動も食事も、いきなり完璧を目指す必要はありません。
大切なのは、「順番」と「継続できる仕組み」です。
本気で人生を変えたいあなたへ。
まずは、正しいスタートの切り方から学びましょう。
本記事の著者
BEYOND武蔵小杉店 トレーナー
田村 勇樹
資格 NESTA PFT
BBJ 入賞経験あり
なぜ「本気」のダイエットは続かないのか?
「今度こそ本気で痩せる」と決意し、食事制限や運動に取り組んだものの、数日〜数週間で挫折してしまった経験はありませんか?
その原因は、意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。
多くの人が共通して陥っているのは、「間違ったスタート」を切ってしまっていることです。
完璧主義が引き起こす“燃え尽き”
本気で痩せようと思えば思うほど、最初から食事も運動も完璧を目指してしまいがちです。
例えば、いきなり糖質をすべてカットしたり、毎日1時間の筋トレやランニングを始めたり。
確かに一時的には体重が減るかもしれませんが、過度な我慢や過剰な努力は、ストレスとなって継続を妨げます。
特に、体調やライフスタイルが整っていない中で無理な制限をかけると、反動で暴食が起きたり、1日休んだだけで「私はダメだ」と極端に落ち込んだりしてしまいます。
結果として、「どうせ今回も続かない」と自己肯定感が下がり、再挑戦の意欲すら失ってしまうのです。
情報過多による迷走
現代はSNSやYouTubeに溢れる“成功者のダイエット法”が簡単に手に入ります。
糖質制限、16時間断食、ケトジェニック、有酸素優先、筋トレ重視…
しかし、どれも一見魅力的に見える一方で、「自分に合った方法」が見つけられないまま迷走してしまう人が非常に多いのです。
たとえば、体脂肪が多く代謝が落ちている人が急に糖質制限をすると、逆に疲れやすくなり、日常生活すらしんどくなってしまうこともあります。
情報に振り回される前に、自分の今の状態・体質・生活に合ったスタート地点を知ることが必要です。
数字だけを追うと続かない
本気で取り組む人ほど、体重や体脂肪率などの“数字”に敏感になります。
毎日体重計に乗り、「昨日より増えてる」「1週間で全然減らない」と焦る人も少なくありません。
しかし、体重は水分量・便通・ホルモンバランスなどによって日々上下するもの。
見た目や服のサイズ、体調、睡眠の質などの“非数値的な変化”に気づけないと、達成感を得づらくなります。
やがて「やってる意味あるのかな」と疑問を感じ、やめてしまうのです。
続かないのではなく、続けにくい方法を選んでいるだけ
つまり、「本気で痩せたいのに続かない」のは、あなたの意志が弱いからではありません。
むしろ、その“本気”が裏目に出て、最初から自分を追い込みすぎていることが原因なのです。
ダイエットで大切なのは、気合でも根性でもなく「戦略」です。
少しずつ食事習慣を見直し、できる範囲の運動を取り入れ、小さな変化に気づきながら続けていく。
そういった“土台作り”こそが、結果に繋がる正しいスタートなのです。
まずやるべきは「食事の見直し」
ダイエットというと「まず運動から始めよう」と思いがちですが、本気で痩せたいなら最優先すべきは“食事”です。
体脂肪は、消費カロリーが摂取カロリーを上回って初めて落ちていくため、日々の食生活が乱れていれば、どれだけ運動しても痩せるのは難しいのが現実です。
特に社会人は、仕事や人付き合いで食事のタイミングが不規則になったり、コンビニや外食に頼る機会が多かったりと、気づかないうちに“太る習慣”が蓄積されています。
まずはそこに気づき、少しずつ見直していくことが、ダイエット成功の第一歩です。
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なぜ「いきなり制限」は失敗しやすいのか?
本気で痩せたいと思うと、つい「糖質を全部抜こう」「お菓子を一切やめよう」と極端な方法を選びがちです。
しかし、こうした“完璧主義のスタート”は継続が難しく、かえってストレスや反動による暴食を招いてしまうことも少なくありません。
ポイントは、「減らす」ことよりも「整える」こと。
例えば、外食が多い人は頻度を週3から週1にするだけでも十分な改善ですし、毎朝コンビニパンを食べているなら、まずは1日だけオートミールやゆで卵に変えてみる。
小さな変化を積み重ねる方が、確実に体を変える力になります。
まずは「自分が何を、どれだけ食べているか」を把握しましょう。
アプリやスマホのメモでOK。
客観的に見ることで、改善点が自然と見えてきます。
重要なのは「無理なく続けられる」かどうか
食事改善においてもっとも大切なのは、継続できることです。
毎日自炊しなくても構いません。
忙しい日はコンビニでも「サラダチキン+ゆで卵+味噌汁」のように選び方を工夫すれば十分です。
また、「1日サボったら終わり」ではなく、「また明日からやろう」と考えられる柔軟さも必要です。
習慣は1日で変わるものではありません。
“無理をしない範囲でできること”を見つけていくことが、長期的に見て最も効率の良い方法です。
運動は“最適解”を知ること
「痩せたいなら、とりあえずジムに行けばいい」「ランニングを始めよう」
そう思って、とにかく体を動かし始めた経験がある方も多いと思います。
もちろん運動はダイエットに欠かせない要素ですが、がむしゃらに動けば痩せるわけではありません。
本気で結果を出したいなら、やみくもに頑張るのではなく、「自分にとって最適な運動の内容・頻度・強度」を知ることが重要です。
これは、単に消費カロリーを増やすという視点だけでなく、習慣化しやすく、体への良い変化を促すという観点でも非常に大切です。
なぜ「運動しても痩せない」のか?
それは、運動内容や目的が自分に合っていない可能性があるからです。
よくあるのは、「とりあえず有酸素運動ばかりしている」「YouTubeで見たトレーニングを気分でやっている」といったケース。
このように、“計画性のない運動”は継続もしづらく、成果にもつながりにくいのが実情です。
まずは「運動の役割」を理解する
運動には、大きく2つの目的があります。
・消費カロリーを増やすこと(=痩せる)
・筋肉を維持・増やして代謝を落とさないこと(=太りにくい体を作る)
つまり、脂肪を落としながら筋肉を守る(もしくは育てる)ことが、最も効率的なアプローチです。
そのためには、有酸素運動だけでなく、筋トレも取り入れることが不可欠になります。
運動は「少なく、正しく、続ける」ことが大切
・週5回やる必要はありません
・長時間追い込む必要もありません
・筋肉痛が来ない=効果がない、ではありません
今の自分に合ったやり方で、習慣として続けられる内容を見つけることこそ、“本気で痩せたい人”がやるべき運動の本質です。
パーソナルトレーナーが考える「成功の順番」
これまで数多くのダイエット希望者を指導してきた中で、結果が出る人・続く人にはある共通の“順番”があります。
それは、正しい方法を知ることでも、運動や食事を完璧にやることでもありません。
もっとシンプルで、でも見落とされがちな「行動の順番」です。
成功する人は「とにかく始める」からスタートしている
痩せた人に「最初に何をしましたか?」と聞くと、意外と多いのが
「とりあえずやってみた」
「まずは食事をメモしてみた」
「1回ジムに行ってみた」
というような、シンプルな“行動”から始めているという答えです。
ここで大切なのは、「情報を集める前に動いている」ということ。
情報を集める → 比較する → 不安になる → 動けなくなる
この“準備段階で止まるパターン”に陥らないためにも、最初は“正しいかどうかより、続けられるかどうか”を軸に行動を選ぶことが重要です。
成功する人が踏んでいる5つのステップ
1. 現状を把握する
まずは「自分の今の状態」を知ること。
何を食べているか、運動習慣はあるか、睡眠・ストレス状態はどうか。
体重や体脂肪だけでなく、“生活のクセ”に気づくことがスタートラインです。
2. 無理なくできることを1つ決める
いきなり大きな目標ではなく、「朝だけプロテインにする」「夜だけご飯の量を半分にする」など、小さな習慣を決めて始める。
ここで“自分で決めたことを守れた”という成功体験が、次のステップへの原動力になります。
3. 記録する
体重、食事、運動、体調、睡眠など、何でも良いので記録をつけてみる。
これは「意識の継続」に直結するだけでなく、後から見返すことで変化にも気づきやすくなります。
4. 小さな変化に気づく
多くの人は「体重の数字」ばかりを見がちですが、実際には「寝起きが良くなった」「お腹がすっきりしてきた」「服が少しゆるくなった」などの変化の方が、先に現れます。
ここに気づける人ほど、モチベーションを保ちながら継続できるのです。
5. 専門家の視点を入れる
ある程度続けてみて、「これで合ってるのか?」「もっと良いやり方はないか?」と感じたタイミングで、パーソナルトレーナーなど第三者の視点を取り入れることで、一気に加速します。
自己流で限界を感じたときこそ、頼るタイミングです。
痩せる人ほど、順番を大切にしている
痩せない人の多くは、「いきなり全部やろうとして疲れる」「数日で結果が出ないと焦る」「1人で抱えて迷走する」といったパターンに陥ります。
一方で、痩せた人は「現状を見直す→小さく始める→記録する→変化を感じる→相談する」という順番を、意識しているかどうかにかかわらず自然に踏んでいます。
つまり、本気で痩せたい人がやるべきことは、いきなり全てを変えることではなく、“変える順番を守ること”なのです。
本気ダイエットを成功させる3つのルール
ここまで、食事・運動・行動の順番について解説してきました。
では、それらを実践しても「続かない」「うまくいかない」と感じる時、何が足りないのでしょうか?
それは、多くの場合“仕組み”です。
ダイエットは知識や根性ではなく、「継続できる仕組み」があるかどうかで結果が決まります。
ここでは、本気で痩せたい人が絶対に押さえておくべき“3つのルール”を紹介します。
ルール① 続けられる仕組みをつくる
モチベーションは、時間と共に必ず落ちていきます。
だからこそ、「やる気に頼らず続けられる環境づくり」が第一に必要です。
例えば以下のような工夫が有効です。
・運動の時間帯を決めておく(例:朝起きたら10分の筋トレ)
・食事メニューをある程度パターン化する(例:朝はプロテイン+果物)
・毎週同じ曜日に体重測定や写真撮影をする
・コンビニで買う定番メニューを決めておく
こうした“ルーティン化”は、疲れていても迷わず行動できるようになります。
つまり、「やるか・やらないか」ではなく、「やるのが当たり前の状態」にしていくことがポイントです。
ルール② 客観的なフィードバックを取り入れる
自己流でダイエットを続けていると、どこかで「本当にこのやり方で合ってるのか?」という壁にぶつかります。
また、数値が変わらない時期が来ると、そこでやめてしまう人も多いです。
そこで必要なのが、客観的に見てくれる存在やツールです。
・パーソナルトレーナーに定期的にチェックしてもらう
・食事記録アプリや体重管理アプリを活用する
・自分の写真や体型の変化を記録して見返す
自分では気づけない「良くなっている部分」や「小さなズレ」に気づくことができると、継続への自信になります。
特に、“正しい努力ができている”という実感は、継続力に直結します。
ルール③ 頑張らない日を許す
完璧主義で真面目な人ほど、「毎日100点を取り続けなければ」と思ってしまいがちです。
でも現実には、仕事が忙しい日、気分が乗らない日、外食が避けられない日もあります。
そんな時に「今日はダメだった」と自分を責めるのではなく、“それも含めてダイエット”と受け入れることが重要です。
実際、週に1回の外食や、月に1〜2日の「好きなものを食べる日」があったとしても、他の日が整っていれば体は十分に変わっていきます。
むしろ、こうした“余白”を作ることで、ストレスを溜めずに長く続けられるのです。
ポイントは、翌日にすぐリカバリーすること。
「戻す力」があれば、ダイエットは長期戦でも勝てます。
ダイエットは“仕組みと調整力”がすべて
食事・運動・習慣、どれも大切ですが、どれかが1回崩れたからといって「終わり」ではありません。
本気で痩せたい人ほど、頑張りすぎず、うまく調整して続ける工夫を持っているのです。
この「仕組み・客観視・調整力」が整えば、ダイエットはもはや我慢ではなく「習慣」として日常に溶け込み、気づいた時には体もマインドも変化しています。
まとめ|本気ダイエットは“正しく始める”ことがすべて
「本気で痩せたい」と思った時、多くの人が最初にやってしまうのが、無理な食事制限や過剰な運動です。
でも実際に結果を出している人たちがやっているのは、そういった“我慢や根性に頼る方法”ではありません。
彼らが実践しているのは、無理のない小さな行動から始めて、続けられる仕組みを整えていくこと。
それだけで、体は確実に変わっていきます。
本気で変わりたいあなたへ
もし、これまで何度もダイエットに挑戦しては挫折してきたなら、
そのたびに「自分は意志が弱い」と責めてきたなら、
今度こそ、“やり方”から見直してみてください。
必要なのは、完璧な努力でも、特別な知識でもなく、今の自分に合った正しいスタートです。
・小さく始める
・習慣にする
・振り返って修正する
・頼れる人や仕組みをつくる
それだけで、ダイエットはもっとシンプルに、もっと確実に、あなたを変えてくれます。
最後に
BEYOND武蔵小杉店では、こうした「正しい始め方」から丁寧にサポートしています。
ダイエットを“根性”ではなく“戦略”で進めたい方、
今度こそ本気で変わりたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの本気を、結果につなげるお手伝いをいたします。