ムキムキになるまで何ヶ月?
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2025 / 05 / 26
最終更新日:2025年7月2日
本記事の著者
BEYOND武蔵小杉店 トレーナー
田村 勇樹
資格 NESTA PFT
BBJ 入賞経験あり
こんにちは。
BEYOND武蔵小杉店のパーソナルトレーナー田村です。
カウンセリングや体験トレーニングの場で、よく聞かれる質問があります。それが、
「どれくらいでムキムキになれますか?」
これは非常に多くの方が気にするポイントであり、同時に誤解されやすいポイントでもあります。
結論からお伝えすると、「身体の変化を実感するには2〜3ヶ月、周囲から明確に“ムキムキ”と認識されるまでには6ヶ月〜1年以上かかる」というのが現実です。
ただしこれは、週1で通う人と週4でトレーニングする人とではまったく変わりますし、食事や睡眠、ストレス、年齢などの要素によっても変動します。
「ムキムキになる」とはどういう状態?
まず前提として、ムキムキとは何を意味するのでしょうか。
人によって「ムキムキ」のイメージは違います。
ある人は腹筋が割れていればムキムキと感じるかもしれませんし、ある人は肩や胸の筋肉がTシャツ越しに主張していないと満足しないかもしれません。
パーソナルトレーナーの視点から定義するならば、以下のような状態です
・筋肉量が標準よりも明確に多く、外見上も筋肉が目立つ
・体脂肪率が男性で10〜15%、女性で18〜23%程度
・肩・胸・腕・背中などの「大筋群」に立体感がある
この「筋肉量の増加」と「体脂肪のコントロール」の両方を達成することが、いわゆる“ムキムキボディ”への道です。
ムキムキになるまでの段階ごとの変化
以下は、正しいトレーニングと食事を実践した場合の、一般的な変化の流れです。
経過期間 | 変化の傾向 |
---|---|
1ヶ月 | 筋肉痛・姿勢改善・精神的変化(やる気UP) |
2〜3ヶ月 | 筋肉にハリが出始める。引き締まった印象 |
4〜6ヶ月 | 見た目に明確な変化。肩や腕に厚み |
6〜12ヶ月 | 「鍛えてる人」と見られる体型になる |
12ヶ月〜 | 増量→減量のサイクルにより本格的な筋肉美が形成される |
もちろん、これはあくまでモデルケースです。
週1トレーニングと週4トレーニング、コンビニ弁当中心の生活と自炊中心の生活では、同じ結果を求めてもスピードは全く異なります。
なぜ時間がかかるのか?
筋肉は一朝一夕にはつきません。
特にナチュラル(薬物や特殊な手段を使わず)で身体を作っていく場合、1ヶ月に増える筋肉量は初心者でもせいぜい0.5〜1kg。
この「0.5kgの筋肉」をつけるために、何十時間もトレーニングし、何十食もバランスの良い食事を摂り、十分な睡眠をとり続けなければなりません。
つまり、「ムキムキになる」とは、筋肉をじっくり育てるという地道な作業なのです。
それでも、変化は確実に現れます。そしてそれは、一度ついたら一生の財産です。
ムキムキになるための3つの要素
「ムキムキになる」ためには、次の3つの柱を欠かすことができません。
① 筋トレ(刺激)
② 栄養(材料)
③ 休養(回復)
この3つがバランスよく揃って初めて、筋肉は育ちます。
どれか一つでも欠けてしまうと、せっかくの努力が遠回りになってしまいます。
① 筋トレ:週2〜4回のトレーニングがベース
頻度は人それぞれですが、一般的には週2〜4回のトレーニングが理想です。特に初心者のうちは、全身をまんべんなく鍛える「全身法」や、「上半身・下半身」で分ける2分割法などが取り入れやすいです。
おすすめの大筋群トレーニング種目
・胸:ベンチプレス、ダンベルプレス
・背中:ラットプルダウン、デッドリフト
・脚:スクワット、ブルガリアンスクワット
・肩:ショルダープレス、サイドレイズ
重さは「10回やってギリギリの重量」が目安。
無理に重くするよりも、正しいフォームと「効かせる感覚」を大切にしましょう。
② 栄養:食べないと筋肉は増えない
ボディメイク初心者にありがちなのが、「筋トレをしているからとにかくプロテインを飲めばいい」という誤解です。
確かにタンパク質は筋肉の材料ですが、それだけでは筋肉はつきません。
エネルギー源となる炭水化物や、ホルモンバランスを整える脂質、そしてビタミン・ミネラルのバランスがあってこそ、身体は正常に筋合成を行います。
1日のPFCバランス例(体重70kgの男性)
・タンパク質:140g(560kcal)
・脂質:70g(630kcal)
・炭水化物:300g(1200kcal)
合計:2390kcal
しっかり食べることに罪悪感を感じる方もいますが、「筋肉をつける=体重が増える時期も必要」です。増量→減量をサイクルさせることで、結果的に理想の体が作られます。
③ 休養:睡眠とリカバリーの重要性
筋肉は、筋トレしている時に育つわけではありません。睡眠中やオフの日に「修復と成長」が行われるのです。
特に睡眠時間は重要で、6〜7時間以上の質の良い睡眠が推奨されます。
また、週に1〜2日は完全休養日を設け、身体と神経を回復させることも重要です。
ムキムキを目指す人に伝えたい「継続」の話
トレーナーとして一番感じるのは、「変われる人」と「変われない人」の違いは、才能や体質ではなく継続できるかどうかだということです。
変われる人は、忙しくても週2回のトレーニングを欠かさず、少しずつでも食事を整えようとします。逆に、結果をすぐに求めて「変わらない」と投げ出してしまう人は、続きません。
大切なのは、「継続できる工夫」を取り入れること。
・毎週決まった曜日・時間にトレーニングを習慣化する
・パーソナルトレーニングを活用して“任せる”仕組みを作る
・Before/Afterの写真で変化を「見える化」する
変化が遅くても大丈夫。努力した分は、確実に身体に蓄積されていきます。
ムキムキになれない人が陥りがちな“勘違い”3選
ここまで読んでいただいた方なら、「ムキムキになるには時間と継続が必要」と理解していただけたと思います。
しかし、実際の現場では多くの方が“ある勘違い”によって、変化を遠回りしてしまうことがあります。ここでは、特に多い3つの例を紹介します。
① 有酸素運動ばかりやっている
脂肪を落とす=ランニングやバイクをたくさんやればいい、と思い込んでいませんか?
もちろん有酸素運動にも効果はありますが、筋肉を育てて代謝を上げることがボディメイクの本質です。脂肪を燃やす土台として、筋トレは欠かせません。
② プロテインだけ飲めば筋肉がつくと思っている
プロテインは「栄養補助食品」であり、「魔法のドリンク」ではありません。
普段の食事でタンパク質・炭水化物・脂質のバランスが整っていてこそ、プロテインが活きてきます。
逆に、3食が乱れている人がプロテインだけ飲んでも効果は薄いです。
③ トレーニングがハードじゃないと意味がないと思っている
「毎回限界まで追い込まないと効果がない」と思って、オーバーワークになってしまう方も多いです。
しかし、重要なのは“適切な負荷を、適切な頻度で”継続すること。1週間で体を壊すよりも、1年かけて育てた方がずっと成果は大きくなります。
大事なのは“筋肉に効かせること”であって、“無理をすること”ではありません。
自分のペースで、一歩ずつで大丈夫。
ボディメイクは、自分の身体と向き合うプロジェクトです。
ペースは人それぞれ。周りと比べなくて大丈夫です。
あなたの体が変われば、心も前向きに変わっていきます。
そしてそれは、年齢や経験に関係なく、正しい方法でコツコツ継続すれば必ず手に入れられる。
一人では不安な方は、ぜひ私たちトレーナーに頼ってください。
あなたの「なりたい姿」を、最短ルートで一緒に目指しましょう。
まとめ:ムキムキは「正しい方向に継続」すれば必ず手に入る
・見た目の変化は2〜3ヶ月、筋肉質な体は半年〜1年以上
・筋トレ・食事・休養の3つがすべて必要
・才能や体質よりも、継続力が結果を左右する
パーソナルトレーナーとしての経験から断言します。
「継続すれば、必ず変わる」。
一人で難しいと感じたら、私たちプロを頼ってください。
BEYOND武蔵小杉店では、体験トレーニング・無料カウンセリングも受け付けています。
あなたの「理想の身体」を、最短距離で一緒に目指しましょう!